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皮膚科・耳鼻科

アレルギー特有の皮膚トラブルを含め、
早期の症状緩和を最大限目指した的確な治療をご提案いたします

アレルギー性皮膚炎などにお悩みの患者さんは年齢問わず、年々増加の一途を辿っています。その他、じんましんや季節性の肌トラブルなども一人一人の体質や生活習慣、取り巻く環境などさまざまな要因が色濃く影響しあって発生していることが知られています。

当院ではそんな皮膚トラブルに関して、もさまざまな症状や患者さんのお悩みに広くお応えいたしております。多角的な切り口からその方にあった最良の治療法を選択し、ご自宅でできる普段のケアについてもスタッフが患者さん目線で手厚くアドバイスいたしております。

当院において患者さんから
特にご相談の多い疾患を一部ご紹介いたします

アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎に悩まれる患者さんは当院でも非常に多く、年齢も若い方から年配の方までさまざまです。

強いかゆみを伴い、良くなったり悪くなったりを繰り返すのがこのアトピー性皮膚炎の大きな特徴のひとつです。はっきりとした原因はまだ解明されていませんが、遺伝的な体質に加えて環境要因などが複雑に影響しあって発症していると一般的には考えられています。例えば、ダニやハウスダストなどのアレルゲンによる直接的な影響や細菌感染だけでなく、寝不足やストレス等によっても皮膚症状が悪化しやすいため広く注意が必要です。

額や目の周り、口周りや首筋、肘や膝関節の裏側などに特に症状が現れやすいです。

うおのめ

サイズの合っていない靴を無理に履き続けたり、足の一部に負担のかかるような歩き方を長時間することが原因となり、摩擦による圧迫で足裏の皮膚の角質が厚く硬化します。特に足裏の骨部分にあたる皮膚周辺に局所的にできやすいという特徴がみられます。さらには硬化した角質が芯のようになることで、歩行時に痛みを生じやすくなります。

治療法としては厚く盛り上がった皮膚の中央部をはさみで切除します。うおのめは足裏だけでなく、指のふちや指の間などにもできやすく注意が必要です。

かぶれ(接触性皮膚炎)

肌に特定の化学物質等が触れることにより炎症が起きます。発疹は特定の部位に限定されやすく境界部もくっきりとみられますが、赤く腫れた皮膚部分は激しいかゆみや痛みを伴います。症状がひどい場合には水ぶくれができることもあります。勢いにまかせて掻きむしると、皮膚が破けて汁が出るなどさらに状態が悪化します。

通常は数日で落ち着くことが多いですが、病変が大きい場合や異常な分泌がみられる場合にはご受診ください。

やけど(熱傷)

やけどは高温の油や熱湯が体にかかるなど、私たちの日常生活でもよく起きやすい事故のひとつです。やけどの原因となるものは、熱湯や炎などの高温のものだけでなく、極度に低温化した物質に触れた際にも起きる現象(低温熱傷)であり、さらには皮膚をただれさせるような薬品や化学物質等によっても同様の症状(化学熱傷)がみられます。

熱傷の程度(深達度)は、損傷を受けた時間によっても変化します。重症の場合は全身状態の悪化を招き、生命の危険にもさらされる事態となります。軽度でも適切な治療を行わなければ傷口から細菌感染を起こすなど決して甘く見てはならない皮膚の損傷となります。

やけどの深度

一般的にやけど治療はⅠ度からⅢ度までのレベルに分けて行われます。

Ⅰ度 皮膚の表皮部分の損傷のため軽度の浮腫がみられます。症状は数日で回復します。
浅達性Ⅱ度 皮膚の真皮浅層までの熱傷です。損傷部に紅斑や浮腫がみられ、24時間以内に水疱やびらんなどができ、分泌液も多くみられ強い痛みを伴います。
深達性Ⅱ度 皮膚の真皮深層まで到達した熱傷です。長期の治療期間が必要となり、損傷を受けた部分には瘢痕や色素の異常が残る可能性が高いです。
Ⅲ度 皮下組織の脂肪組織や筋膜にまで熱傷が及び、痛みを感じる皮膚機能までもが消失するほどの重篤な状態です。深達性Ⅱ度よりさらに長期の治療期間が必要となり、皮膚移植を受けるなど高度な専門外科治療があわせて必要となります。
Q.やけどをした場合はどうすればいいの?

A.やけどをした際にはすぐに冷たい流水で患部を冷やすことが重要です。
すぐに水で患部を冷やすことによってさらなる熱の浸透を防ぐとともに、痛みをやわらげる効果が得られます。熱傷を負った部位や範囲にもよっても対応は異なりますが、冷たい流水で5~30分ほどを目安に冷やしてください。服の上からのやけどの場合には無理に衣類は脱がず、低体温にならない程度にそのまま冷たい水をかけ続けてください。熱傷が激しく広範囲にわたる場合にはすぐに診察にお越しください。

じんましん

じんましんにはさまざまな種類がありますが、いずれも短時間のうちに消失しやすいため様子を見て自然治癒を待たれる方は多いです。しかし、1か月以上その状態を繰り返すなど、慢性化してしまうと非常に治りにくいという難点も持ちます。じんましんは一般的に激しいかゆみを伴うイメージがありますが、まったくかゆみを生じないケースも存在します。また、まれに顔や唇、のどや腸に腫れを生じられる方もいらっしゃいます。発疹とともに息苦しさなど体調の異変を感じた場合や何度も同じ症状が繰り返される際には早期に受診にお越しください。

膨疹(ぼうしん)

蚊に刺されたような境界線のはっきりとした皮膚の盛り上がりが突然現れ、膨らみが繋がって地図のような形を模すことが特徴的なじんましんです。ほとんどが一過性で、数時間すると跡形もなく消失することが多いです。

脂漏性皮膚炎

脂漏部位と呼ばれる皮脂の分泌が活発な場所において、紫外線による影響やカビ(癜風菌)の異常増殖などが起こる皮膚病です。特に頭部や顔、耳の後ろやわきなどといった部位にかゆみや皮膚のはがれを引き起こしやすいのが特徴です。体質的な問題やストレス、生活サイクルの乱れやホルモンバランスなども発症要因のひとつとなりうるため、処方された塗り薬や飲み薬によって根気強い治療を行うことが重要となります。

 

デリケートな皮膚トラブルは早期治療が鉄則です

とかく皮膚に起きる炎症は強いかゆみや違和感を伴うことが多く、力任せにかきむしってしまい、自ら症状を悪化させてしまわれる方が大変多いです。また、かき壊してしまった皮膚の損傷部から細菌感染をあらたに引き起こすなど、さらに治療期間が長期化してしまう懸念があります。特にアレルギー体質の方など、日常的に皮膚トラブルを起こしやすい方は皮膚そのもののバリア機能が低下している可能性が考えられます。ご自身の肌の特徴をまずは正しく知り、適切な診断を受けて正しい治療法を施すことこそが改善への近道です。

肌トラブルについては根気強い治療があわせて必要となられる方も多いです。まずは早期にご自身の異常に気づき、正しい診断を受けることがとても重要です。気になる症状をお感じの場合にはご相談ください。

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