外科
- 肩関節周囲炎(五十肩)
- 肩関節の拘縮
- 石灰沈着性腱板炎
- 変形性肩関節症
- 関節捻挫
- 挫創
- 膿瘍
- 挫傷
- 頚椎症
- 頚椎椎間板ヘルニア
- 頸椎捻挫(むちうち)
- 変形性頚椎症
- 頚椎腕症候群
- 擦過傷
- 熱傷
- 急性腰痛症(ギックリ腰)
- 腰椎椎間板ヘルニア
- 筋筋膜性腰痛症
- 変形性腰椎症
- 肋間神経痛
- 外傷
- 切創 など
今お感じになられているその痛みは
どこに起因する痛みなのかをまずは正しく診断することが大切―
患者さんが「痛い」と訴えられているその痛みのもとは大きく2つに分類されます。
ひとつは整形外科的な骨や骨周りに起因している問題です。例えば、骨そのものの変形や椎間板の障害、関節の異常などがこれにあたります。
もうひとつは筋肉が引き起こしている痛みです。過度の疲労による異常や、腹筋や背筋などの筋肉量のバランスの悪さによって痛みを生じさせます。例えば筋肉痛や腰痛などがその代表例です。
いずれにせよ、痛みのもととなっている元凶を正しく見極め、早期の適切な治療やケアを施すことがなによりも重要となります
当院において患者さんから
特にご相談の多い疾患を一部ご紹介いたします
肩まわりの病気
肩関節周囲炎(五十肩)
肩関節にある骨や軟骨、靭帯や腱などの周辺部に炎症が起きることで肩や腕が上がりにくくなってしまう病気です。人によっては激しい痛みやしびれを伴うことがあります。
肩関節の拘縮
肩甲骨や上腕骨まわりの筋肉が硬くなってしまうことで、腕の上げ下ろしなど関節の可動域そのものが狭くなってしまう病気です。拘縮は放置するほど悪化しやすいため、早期に正しい診断と運動療法などを効果的にあわせた治療を開始することが重要となります。
石灰沈着性腱板炎
肩腱板内に蓄積したリン酸カルシウムによってある日突然、肩部分に激烈な痛みが走り関節を動かせなくなってしまう病気です。夜間の就寝時に発生しやすい傾向がみられます。
変形性肩関節症
軟骨の擦り減りによって関節部に痛みや腫れが起きる病気です。壊れた軟骨組織のかけらによって関節の内側にある滑膜にさらに炎症が生じ、水(関節液)が溜まるなどの複数のトラブルを引き起こします。関節部分が腫れ上がるだけでなく、軟骨下の骨が硬くなったり、骨棘(こつきょく)という突起上のものができるなど関節そのものの変形を招きます。一度変形した関節は元に戻ることはなく、放置するほど悪化します。早期の治療開始が重要です。
首(頸椎)の病気
頚椎症
頭を支える首の骨(頸椎)は計7つあります。その骨と骨との間で本来ならば衝撃吸収の役目を果たすべき椎間板や靭帯が加齢とともに厚く硬くなることで痛みを生じさせます。さらには中心部を通る脊髄神経までもが圧迫され、手足のしびれなどさまざまな症状を引き起こします。
頚椎椎間板ヘルニア
頸椎の間には椎間板と呼ばれる軟骨組織があります。姿勢の悪さや激しい衝撃などによってこのクッションとなるべき椎間板が正しい位置からズレたり飛び出してしまうことがあります。それによって痛みやしびれが引き起こされるだけでなく、重症の場合には手足に麻痺を生じさせます。
頸椎捻挫(むちうち)
事故やスポーツなどによって激しい衝撃が首部分にかかったことによる異常です。首がまわらない、動かすと痛みを感じる、頭痛や吐き気がするなどといったものが代表的な症状です。長期にわたる治療が必要となる場合があります。
腰の病気
急性腰痛症(ギックリ腰)
重い荷物を持ち上げた際や勢いよく体を起こすような動作をきっかけに、腰に激痛を感じます。ほとんどの場合は数日~1週間程度で症状は軽快しますが、ささいな日常動作をきっかけに繰り返し起こりやすいため注意が必要となります。
腰椎椎間板ヘルニア
背骨の間でクッションの役割を担う椎間板が飛び出したり変形することで神経を圧迫し、腰や臀部に強い痛みを生じさせます。下肢にしびれを感じたり、足に力が入りにくくなるなどといった症状もみられやすいです。
筋筋膜性腰痛症
主に激しいスポーツ活動などで筋肉や筋膜が傷つくことによって痛みが生じます。特に腰痛は背中側の筋肉によるトラブルが原因となって引き起こされることが多いです。
骨粗鬆症
骨量が減ることで骨がもろくなり、ささいなことでも骨折しやすくなってしまう病気です。
骨量は誰しも加齢ともに低下しますが、特に女性は閉経期を迎えると急激に減少します。骨粗鬆症は腰痛や背骨の変形などを引き起こす可能性が高いだけでなく、ちょっとしたきっかけで簡単に骨が折れてしまうような全身状態の悪化へと繋がっていきます。
初期段階はこれといった自覚症状はありません。単なる老化現象として軽く考えず、早期に適切な対策を講じることが重要となります。
慢性的な疾患ほど自覚症状が薄く、放置されやすい危険も―
気になる症状をすでにお感じの場合には
ぜひ早期に治療にお越しください
外科においてはその症状が急性のものか、慢性のものかを正しく診断することがあわせて重要となります。特に慢性的な疾患ほど痛みも症状も緩やかに進行しやすいため、長年にわたって放置されやすいという危険があります。また一方で「年齢によるものだ」とご自身でも強く思い込まれ、ある程度痛みを我慢してしまうことで適切な治療タイミングを逃してしまわれる方も少なくありません。
当院では患者さん一人一人の症状を正しく分析し、将来的な展望も含めて多角的に捉えた治療を行っております。特にしびれなどの違和感は、ご自身でなければ感じることのできないデリケートな症状です。肩や首、腰などといった部位は今後のご自身の健康的な生活を支える上でもとても重要となる場所です。なんらかの異常をすでにお感じになられている場合には、ぜひ早期に一度ご受診ください。
突然の事故やスポーツによるケガにも
幅広く対応いたしております
思いがけない事故やスポーツによるケガは日常的に発生しやすいトラブルのひとつです。特に肩や首、腰などといった身体を支える重要な部位にあたるケガや疾患は生じる痛みも激しく、日常生活をおくる上で深刻なダメージを与えます。
加齢による骨の劣化や筋力の低下、長期にわたる慢性的な不具合から生じる痛みなどは個人差がとても大きく、考えられる疾患の種類や原因も非常に複雑かつ多岐にわたります。さらに、さまざまな原因がいくつも絡み合って痛みを生じさせている疾患も多いため、医師による正確な診断と早期の治療開始がなにより重要となります。
当院では整形外科領域を含む外科的疾患についても幅広く対応したしております。特にすでに気になる症状をお感じの場合には、早期に医師までご相談ください。
代表的な疾患例
●捻挫 ●手足のこわばり ●骨粗鬆症
●肩まわりの痛み
肩関節の痛み・肩こり・肩甲部(首筋から肩甲骨のあたり)の痛み・肩関節周囲炎(五十肩)・肩の拘縮・石灰沈着性腱板炎・変形性肩関節症など
●首(頸椎)の痛み
頚椎症・頚椎椎間板ヘルニア・頚椎症性神経根症・頸椎捻挫(むちうち)・頚肩腕症候群など
●腰の痛み
急性腰痛症(ギックリ腰)・腰椎椎間板症・腰椎椎間板ヘルニア・筋筋膜性腰痛症・変形性腰椎症・腰部脊柱管狭窄症(間欠性跛行)・腰椎すべり症など